Lyrics
[Verse 1]
君はいつもインスタントのコーヒーを好んでいた
僕とは違う 甘さと苦さが混じるその香り
父が無造作に注いだ冷たいカップを見つめたとき
不意に君の笑顔が胸に浮かんだ
[Prechorus]
蝉の声に溶ける午後
影が伸びてゆく街角で
僕らの季節はまだ消えない
[Chorus]
眩しい陽射しに包まれて
君の声が風に揺れる
あの夏の日が呼び戻す
心の奥でまだ続いている
[Verse 2]
氷が解ける音に重なる記憶
掌に残るぬくもりは幻のようで
君が残した小さな癖までも
透明な水面に映るように蘇る
[Prechorus]
夕立の匂いが漂う
ひとときの沈黙に
言えなかった言葉が滲んでいく
[Chorus]
眩しい陽射しに包まれて
君の声が風に揺れる
あの夏の日が呼び戻す
心の奥でまだ続いている